和田玉の品質・見分け方

和田玉の品質

まずは、玉の特徴を知り、品質を知りましょう。外皮、外形、サイズ、質、色などの面から検討されます。

和田玉の外皮色

1. 外皮

 外皮は色皮と白皮に分かれます。色皮は玉の外側にある一層の黄褐色または茶、白、黒、黄などの色の薄い皮でほぼ厚さは1mm。(おそらく何千年何万年という時間の酸化作用で出来たものと云われている。)
 白皮は白玉質の外側を囲んでいる岩石質の包む層で、周りの岩石を取り除いてから使用する場合が多いです。

いろいろな大きさがある和田玉

2. 外形・サイズ

玉の特徴である滑らかで角のないの卵形状は、長い年月、風化、浸食作用と水流の衝撃などで表面が削れて出来たものです。
玉は小さいものが多く、小指程度から母指頭大のものが多く、大きいもので、品の高い玉は少ないです。

彫刻の質と色

3. 質と色

構造が微密で細かく滑らか。わずかに透明で光沢は潤い感があるのが和田玉の特徴です。白玉の中でも不純物の極めて少ないものは「羊脂白玉」と呼ばれ、人々から特に愛されていますが、その値段は高価で採掘される量も極めて少なく、稀にしか見られない玉です。

和田玉の露店売り場
▲和田市街での露店売り場

和田玉外皮色の本物・偽物の見分け方

和田玉の表面には一般的に色皮が付いています。
不法な商人は暴利を貪るために安価な山の材料の玉の形状を磨いて、表面には人工的に色を染めて質の良い和田玉として高値で売ることもあります。
購入者は本物の和田玉を知らず、騙されて購入することもありますが、天然の和田玉の皮の色と人工的な皮の色は本質的な区別が出来ます。

本物の天然の外皮

本物の外皮の和田玉

天然の外皮は風化したものと鉄分浸透したものの2種類に分けられています。

●風化したものは一般的に黄色又は白色で裂け目に沿って帯状または団塊状、斑点状で不規則に内部にまで深く入り込んでいて、その色が過渡的に変化しているのがポイントです。

●鉄分の浸透による外皮は酸化される程度によりその色が変化している。つまり黒→暗い赤→茶→黄→浅い黄色の順に変化し、またその濃淡の変化も段階的に見られる。黒色は斑点状で中心に現れることが多いです。
また鉄分の浸透は裂け目に沿って糸状に分布し次第に外に拡大し団塊状、斑点状を呈することもあります。


▲本物外皮の和田玉

人工的に染色された偽物の外皮

偽物の外皮の和田玉

染色は、主に植物で作って染色したものと、化学染色剤と強い酸処理して染色する2つ方法があります。

植物を使うものは、新鮮な胡桃の殻の絞り汁を使い玉をこの汁に浸すことで、比較的本物の外皮に似た色になり褪せにくいのが特徴です。人工的に染色されたものは、色が単一で表面に浮いているように見えて、一般的に濃淡の変化が少ないです。 また、玉の中から外へ浸透するように色の変化
「黒→暗い赤→茶→黄→浅い黄」のように段階的に変化する特徴がありません。
また風化した様な天然の模様に染色している玉もありますが、玉石の模様と玉の中身の境界線がはっきりして、過渡的な変化が見られない事が人工で染色された特徴です。


▲人工的に着色された和田玉

和田玉の質の良し悪し

水に浸かっている和田玉

ポイント1 玉の細やかさと微密さで確かめること

〃訃塾鎧甸屬侶箚屬小さいと、透明度も良くなり、玉の質も比較的細かくなり滑らかに見えます。

結晶粒子のサイズが非常に細かく、しかも粒子の配列が均一な方向に揃う程、玉の透明感も良くなり、質がより細かく微密。

G魘未瞭角閃石は様々な集合体で形成されており、その配列が均一で光を通す透光性能が同じであれば光は揃って規律良く通過し玉の透明度も増し質も向上します。

ざ未紡腓な亀裂があっても、作品を製作した段階で避けることが出来ますが、むしろ玉内部に存在する微小な亀裂は玉の質を下げる大きな原因となります。つまり微細亀裂が多いほど、玉の光に対し屈折の違いによって玉の透明度が悪くなり質が低下します。

▲本物の玉は水の中につけて販売されることが多い

ポイント2 油脂光沢を確かめること

純粋できれい。そして細かく滑らかであること。
白玉は普通ある程度の油脂光沢があります。油脂光沢が強ければ強いほど質が良いとされ、油脂感が強くしかも潤う様な細やかさと純白な玉は最高級品質となります。
油脂光沢は光が玉石の内部一定深度まで届き、玉石の中で散乱すれば見ることが出来ます。そのためには、玉石がある程度透明度を持つことが前提で、玉石の透角閃石の粒子が小さく緊密で密集し、しかも隙間やひび割れが存在しないことが重要とされています。
このように白玉の質の程度は、その玉が微細であること、透明度とその玉の光沢に左右されます。 玉の顕微構造、すなわち結晶粒子サイズ、形態及び配列等によって決められことが多く、白玉の質は形状や、色、質と亀裂などの面からそれぞれ評価してから総合的に判断しその等級が決められています。
良い白玉は、質が細かく微密で色が明るく油脂性光沢がありかつ白く均一で欠点が無く亀裂が無いことが重要となります。

和田玉の光沢

▲和田白玉


ポイント3 耐圧強度が高く、彫刻に適すること。

中国の白玉はモース硬度が6.0〜6.5度程度であり、これを彫刻するならば、非常に細かく精巧な形が実現できます。完成された物の輪郭は、しっかりしており流暢です。

本物の白玉は玉の変質、または損傷を心配する必要がない硬度で、水晶のようにすぐ割れて砕けてしまうこともありません。
白玉を潰すには、平方センチメートル毎に約6.5トンの圧力を加える必要があるといわれ、鋼鉄を潰すのに4.5トンで十分なので、貴重な材料として一目置かれています。

和田玉の彫刻

▲和田紅玉

ポイント4 音が心地よく響くこと

中国の和田玉で作られた白玉玉器は、軽く叩くと悠々とした美しく楽しませる音色も出ます。

白玉の質が上がるほど、音色が心地よく、古人は白玉を使って楽器を作りました。

和田玉の原石

▲和田玉の原石

現地で買い付けされる場合には、下記にご注意を!

現地では、多くの業者や露天で、和田玉を販売しています。 敷物に並べてある和田玉や、高価な玉であれば鍵を付けたケースに入ったものなどがあります。 ただし、和田玉と言いながら、山で採れた玉(山科玉)を和田玉として販売したり、和田玉ではない石を混ぜて販売することも多く、 気づかないうちに偽モノを手にしていることもあります。
現地購入は、専門家の方と一緒に行くなどして、ご注意ください。

和田玉を知る 和田玉を買う 和田玉商品が出来るまで

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