和田玉の魅力
和田羊脂白玉
▲最高級の羊脂白玉 (表)
目で感じる和田玉

 和田玉を光に照らすと、半透明で母親の体の中の胎児のようなもう一つの別の世界が広がっているかのような錯覚に見舞われることがあります。
和田玉(軟玉)は、透明のような半透明であり、光加減によって輝きを変えるなど、何度見ても見飽きることがありません。
光の下でじっくり眺めると、時には深い霧に煙が霞む様で、あたかも雲海が湧き上がる様で変化にとんだ壮大な景色の様にも写ります。
また、神秘的で深い味わいのある変幻限りない水墨絵巻のように人の心を引きつけようとすることも。 白玉はモース硬度が6.0〜6.5で彫刻する際、玉が変質したりまたは損傷することは極めて少ないので、非常に細かく精巧な形が表現できます。
完成された作品の輪郭と細かい線に至るまで、しっかりした趣のある流れる様なデザインもあり、和田玉の人気はますます増えていくことでしょう。

羊脂白玉
▲最高級の羊脂白玉 (表)
肌で感じる和田玉

 和田玉は、手の中でねっとりとした潤いを感じることができ、手の皮膚に密着し、離れようとしない感覚があると言われています。それゆえ愛おしい様な感じを抱き小さな軟玉が生命を持つかの如く感じられると言われています。 だから、一度玉を手に入れると、いつでも持ち歩く。時には寝る時も肌身離さずにいられないと感じる人も多いようです。
和田玉を触ってみると「和田玉の体は凝脂の如し」と言われ、粘り気がありチーズの様なトロッとした肌触りで手の中であたかも解けていくアイスクリームの様な感触があります。「ロウソクの蝋のような感じ」と言われる程、しっとりとした感じです。上質な玉は、冬になると心地よい温もり、夏にはひんやりした温もりで、まるで玉の持ち主に愛されたいと思うが如く変化を感じられる不思議な魅力をもった玉です。和田玉にしかないこの感覚は、非常に強い油脂感を持っている為と考えられています。

羊脂白玉
▲ 楽器として使用していた玉
肌で感じる和田玉

 和田玉は、その性質から昔から神聖化され多くの工芸品が生まれてきました。 玉を叩くと清くて響きの良いきれいな音が出るため、昔から(中国の商代以後)打楽器として使われていました。 特に質の良い玉は余韻が低く遠くまで響き消えてはまた聞こえ、徐々に消えていくと言われています。 秦の時代では皇帝が、腰からぶら下げ歩くことで、皇帝の存在位置を音で表現したとも言われています。


▲極めて古い和田玉

変化で感じる和田玉

 和田玉は、不思議なことに、自分の一部のようにかわいがることで育つ玉といわれています。
手に持ったり触ったりすることで、つるつるしっとりした玉になることはもちろん、購入したての濁った色も変化し、透明度・白さや味わいが増してきます。 玉をかわいがることで、玉が息づいてくるような感覚は、手に持った人にしか分かりません。
触れば触るほど、和田玉を自分の分身のように思えると言います。 だから、手に持つだけで、安心したりすることが出来るのです。


▲高価な和田玉は、鍵をつけたケースで販売されています。

▲希少な和田玉だけに、家族で何ヶ月もかけて採掘を行います。
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